忙しいときや疲れているときは自炊をしたくありませんよね。休日のご飯のメニューに困ることがありますよね。そんなときは冷凍食品にたよることがありますよね。おいしくて、調理・後片付けが簡単で、お手軽で便利なので冷凍食品は主婦の強い味方です。でも、冷凍食品に含まれる塩分量を知っていますか。想像している以上にたくさんの塩が使われているんです!!
1日の塩分摂取量の目標
厚生労働省2023年の1日の塩分摂取量は男性7.5g未満、女性6.5g未満と設定されています。
日本人は塩分摂取量は多い
日本人の塩分摂取量は1日あたり平均10gです。少しずつ減っているとは言われていますが、上記の目標量と比較するとまだまだ過剰に摂取しています。
人気冷凍食品にはどれくらいの量の塩分が含まれている?
味の素 ギョーザ12個入り→3g
ニチレイ 本格炒め炒飯450g→4.5g
味の素 ザ★から揚げ225g→3g
塩分摂取量が多いと危険
塩分摂取量が多いと高血圧になるおそれがあります。
塩分をとりすぎると、体内のナトリウムと水分の量を調整するために血液量が増え、血管にかかる圧力が高まるため高血圧になります。また、長期に渡り、塩分過多の状態が続くと腎臓の細かい血管は過剰ろ過が続き、動脈硬化がすすみ、腎臓のろ過する機能が低下していきます。腎臓の機能低下によって塩分や水分の排出が上手くいかなくなり、血液量が増えていくため、血圧が高くなるという悪循環になります。
高血圧によって血管に負担がかかり続けると、脳梗塞、脳出血、心筋梗塞などを起こす危険が高まります。
冷凍食品を買うときは成分表をみて
冷凍食品を買うときは袋の成分表をチェックしてみてください。含まれている塩分量を知ったら恐ろしくなるはずです。冷凍食品を食べ過ぎるとすぐに1日分の塩分摂取量を超えてしまいます。塩分摂取量を控える一番のコツは自炊をすることです!
塩分摂取量を控えるコツ
自炊することで塩分量を調節することができます。
自炊時に塩分を控えるコツ
- 旬のものを使う
- 素材の味を大切にする
- だしをしっかりとる
- 減塩調味料を使う
- 煮物は味を最後につける
- 汁物は塩分が多いので1日のうち一食にする
まとめ
冷凍食品は美味しくて、お手頃で便利です。しかし、想像以上に塩分がたくさん使われています。成分表をみる習慣をつけて塩分量を確認してみてください。使われている塩分量を知ると自分で味付けをして自炊をしたくなるはずです。自炊をして薄味を心がけることで高血圧を予防でき、健康につながり、節約にもなります。忙しいときには冷凍食品に頼るのはいいと思います。冷凍食品だけでなく、レトルト食品やインスタント食品も同じです。量や頻度を調節して上手に使っていくのが大切です。